奈良県内の政治経済情報を深掘

2020.11.2掲載  コラム「而今」
 総務省は先月末、25歳から34歳の女性の完全失業率(8月)が4・7%まで上昇したことを明らかにした。平成27(2015)年以来の高い失業率。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食やサービス業に打撃が出ていると見られる▼一方、景気のいい話が「鬼」。こちらもコロナの打撃があった映画業界だが、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開から10日で興行収入100億円(動員790万人以上)を記録。これは史上最速といい、200億円も確実視されている▼気温も下がり、大和路はいよいよ冬に。気温と反して熱を帯びてきたのが、町長の死去に伴う高取町長選だ。新人の2人が激突するものとみられる▼さらには来年の大和郡山市長選、そして県都の奈良市長選も控える。立候補に名乗りを上げんと、政界の水面下では動きが活発化してきている▼今冬は、コロナの第3波への警戒がもちろん必要だが、経済をはじめさまざまな立て直しに力を入れねば明日は見えない。鬼に笑われようとも、新しいリーダーを今からしっかり見極めねば。 (包)
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