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2021.12.6掲載  コラム「而今」
 毎年恒例、今年の流行語大賞(ユーキャン新語・流行語大賞)が発表され、米メジャーリーグで投打にわたって活躍したエンゼルスの大谷翔平選手にちなみ「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞に選ばれた▼今夏は1年越しで五輪の開催、しかも東京で開催された年だったが、その印象は薄い。流行した言葉も新型コロナにかかるものばかりが印象に残っており、同大賞の選考委の俵万智氏は「今年はコロナと五輪のニュースが、ちぐはぐなパッチワークのように押し寄せてきたなと思う」と評した▼大賞以外のベスト10には「黙食」「人流」など新型コロナ関係のほか、生まれてくる親を選べないことを指した「親ガチャ」、1990年代から2000年代に誕生した世代を指す「Z世代」などがランクインした▼デジタルが若者を中心に急速に発展しているのは周知の通りだが、ゲームのごとく「親ガチャに失敗した」などと使うこれらの言葉はどうも寛容できない▼今年、若者に流行した歌のフレーズもトップ10に入った。「うっせぇわ」だそうだ。    (包)
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