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2021.3.15

大和トウキ根原料の医薬品 厚労省、県初の医薬錠剤として承認

 県「漢方のメッカ推進プロジェクト」に呼応し、古くから薬草として品質が優れている大和トウキに照準をあて、研究・開発に取り組んできた至誠堂製薬株式会社(御所市茅原・冨士俊隆社長)が15日までに、大和トウキ根を原料とした医薬品「薬蘇当帰錠」の製造・販売について、厚生労働省から承認された。これで、原料の大和トウキ根を使用した県初の錠剤製造への道が開かれたが、一方で奈良産の大和トウキ自体の必要量の調達が厳しく、国内産に頼らざるを得ない一面も。これを機に今後、県内での大和トウキ栽培への栽培方法、技術研究がさらに進むとみられ、商品化に向けどう喚起していくのか、県の対応が注目される。

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